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首都圏の7月分譲マンション賃料 都心周辺が調整期に 東京カンテイ

 東京カンテイ(東京都品川区)がこのほどまとめた2012年7月の分譲マンション賃料(1平方メートル換算)によると、首都圏(2469円、前月比0.3%下落)では都心部の賃料水準が底値圏で安定しているものの、その周辺で下落傾向が顕著であることが分かった。

 東京都(2888円、同0.6%下落)と神奈川県(2005円、同0.6%下落)、千葉県(1513円、同0.6%下落)がマイナス。特に千葉県は、前年同月を約6%下回っている。

 主要都市別では、東京23区(2995円、同0.5%下落)が2005年10月以来初めて3000円を割り込んだ。都心6区が1年ほど前から3500円台で安定推移している一方、周辺区が軒並み下落していることが背景にある。都心部の賃料が需要に見合う水準まで落ち着きつつある状況下で、そのニーズの受け皿として機能していた周辺部が調整期に入っている。

(http://www.kantei.ne.jp/)