三菱地所は8月29日、東京都千代田区との間で「大規模災害時における被災者受け入れに関する協定」を締結する。
大規模災害時、都心部において発生が予想される帰宅困難者への積極的な対応を図ったもの。同社は、昨年の東日本大震災発生時にも自主的に帰宅困難者を受け入れたが、今回は千代田区からの要請を受けて地域と連携した災害対策を更に進める内容だ。丸の内ビル、新丸の内ビル、丸の内パークビルなど、区内14棟の同社保有ビルを千代田区が認定する「被災者一時受入施設」と定め、被災者の受け入れと支援を行う。また、区との密な情報連携を図るため、区所有のMCA無線機の貸与を受ける。