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中心部が強含みで上昇 11月分譲マンション賃料 東京カンテイ

 東京カンテイ(東京都品川区)がまとめた2012年11月の分譲マンション賃料(分譲マンションの月額募集賃料を集計・算出し、1平方メートル換算したもの)によると、3大都市圏の賃料水準がそろって上昇した。東京都を始めとする中心部が強含んだ影響とみられる。
 首都圏(2467円、前月比0.2%上昇)では、事例数全体の約3分の2を占める東京都(2889円、同0.3%上昇)がけん引役となり上昇した。その一方で神奈川県(2024円、同0.5%下落)、埼玉県(1583円、同1.8%下落)、千葉県(1488円、同0.7%下落)は軒並み下落。特に埼玉県は、前月までの4カ月連続上昇の反動と、平均築年数(21年)がやや古くなったことにより下げ幅が大きい。
 近畿圏(1689円、同0.7%上昇)でも、大阪府(1757円、同0.6%上昇)、兵庫県(1630円、同0.2%上昇)といった主要地域がそろってプラスだった。
 中部圏(1498円、同1.5%上昇)では愛知県(1516円、同1.5%上昇)が3カ月ぶりに1500円台を回復し、底打ちの兆しを見せている。前年同月比も0.1%プラスと、ほぼ横ばいだった。