全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)は5月1日、適正な不動産取引実務の基礎知識普及を目指して、一般消費者を含めた不動産取引に関わるすべての人を対象にした新資格「不動産キャリアパーソン」のインターネットによる受講申し込み受け付けを開始する。
同資格は、実際の不動産取引で生かされるよう、実務知識の修得に重点を置いた通信教育講座だ。物件調査や価格査定、不動産広告、資金計画などをテキストなどで学習したうえで、修了試験を実施。全40問中7割以上の得点で、宅建業従事者であれば全宅連に登録申請し「不動産キャリアパーソン」資格証が付与される。受講期間は2カ月。第1回修了試験は6月の予定。以降、各都道府県の指定会場で毎月実施する。
受講費用(通信教育と修了試験受験料1回分を含む)は、都道府県宅建協会会員とその従業者が8400円(税込)、それ以外は1万2600円(税込)。全宅連では、初年度1万人の受講を目指している。