富士経済(東京都中央区)は7月29日、家庭のエネルギー消費量の見える化などを行うHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)の市場が2020年に250億円になるとの見通しを発表した。2012年比4.8倍になる予測。大手ハウスメーカーによる標準搭載の動きがあることなどから、「低コスト化で搭載が一般化して拡大が続く」(富士経済)と見ている。
また、省エネ行動を促すアドバイスや見守り・セキュリティ、更に、電力需給ひっ迫時に近隣商業施設のクーポンなどを発行し外出による節電を促すといったHEMS活用の家庭向けサービス(有料)の市場は、2020年に2012年比30倍の30億円になると予測している。