政策 売買仲介

中古住宅瑕疵保険 累計申込が1万件突破 売主宅建業者タイプ

 既存住宅売買瑕疵(かし)保険の宅建業者売買用の累計申込件数が、今年2月に1万件を超えたことが分かった。国土交通省によると、3月末時点における件数は1万602件。

 同保険は2010年にスタートした任意制度。国交省指定の保険法人5社が販売する。中古住宅の引き渡し後一定期間内に構造部分などで瑕疵が見付かった場合、その補修費用を規定の上限額まで保証。被保険者である事業者が倒産した場合は、住宅所有者に保険法人が直接保険金を支払う。売主の宅建業者が加入する宅建業者売買用と、検査事業者などが被保険者となる個人間売買用の2種類がある。

 なお、国交省は中古住宅・リフォームトータルプランにおいて、2020年度までに「中古住宅流通量に占める保険加入率20%」とする目標を掲げている。