マンション・開発・経営 営業・データ

2014年の新築マンションPER 首都圏、収益性が大きく悪化 東京カンテイ

 東京カンテイ(東京都品川区)はこのほど、2014年の新築マンションPERをまとめた。新築マンション価格(70平方メートル換算)が月額賃料(同)の何年分に相当するかを算出し、マンションの収益性を表した指標。それによると、首都圏では新築価格の高騰によってPERが大きく上昇し、収益性が悪化したことが分かった。
 首都圏のPERは24.99(前年比1.01ポイント上昇)だった。賃料換算で回収に約25年を要する計算。直近3年間で最も上昇幅が大きかった。平均賃料(17万50円、同1.4%上昇)は上昇したものの、新築マンションの平均価格(5048万円、同5.4%上昇)が5000万円台の大台に乗せ、賃料の上昇率を大幅に上回ったことが要因とみられる。