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空き家対策新PJ、中城康彦明海大不動産学部長が顧問 ファンタスT

 不動産投資のオンラインプラットフォーム事業などを手掛けるFANTAS technology(ファンタステクノロジー、東京都渋谷区、國師康平社長)はこのほど、空き家問題解決に向けた新プロジェクトの立ち上げと共に、同プロジェクトの技術顧問として明海大学不動産学部長の中城康彦教授が就任したことを発表した。
 同プロジェクトは、全国の空き家所有者と、不動産業者や行政との間をつなぎ、最適なコンサルティングを行うという趣旨。同社はこれまでにも、空き家の再生・販売事業や不動産特定共同事業法に基づく事業許可を受けたクラウドファンディング事業などを手掛けており、これらの事業で培った知見を生かして新プロジェクトに取り組むとしている。
 中城教授は「日本の住宅は元々共生・循環型の仕組みを持っていたが、戦後の住宅政策や社会経済状況などを背景に『資産』としての側面が強くなり、結果として空き家という『行き止まり』に直面することとなった。この『行き止まり』を解消し、共生・循環型の仕組みを取り戻すためにはAIの活用が有効であり、時間・空間・人間を新たなステージでつなぐ仕組みの構築を通じて、地域活性と社会の安寧を目指す」とコメントしている。