不動産投資業のマーチャント・バンカーズ(東京都千代田区)の子会社バルティック・フィンテック・ホールディングス(同住所)は、ブロックチェーン技術や暗号資産を活用して決済手段とする不動産テックの取り組みを2020年11月中に開始する。第一弾として、エストニア国にある暗号資産交換所が取り扱う送金サービスとの連携により、暗号資産によるグローバルで安全かつ迅速な不動産取引決済を始める。
同社では中国や香港、ベトナムの富裕層向けに、大阪を中心とした日本国内で開発する投資用分譲マンションでこの仕組みを活用して不動産販売する。海外向けに日本の不動産を紹介するサイトとも連携させる。また、海外投資家から受託して不動産の管理事業も手掛ける。