投資

東京・代官山駅前の商業施設を譲渡へ ケネディクス商業リート

 ケネディクス商業リート投資法人の資産運用会社であるケネディクス不動産投資顧問(東京都千代田区)は、東京・代官山の商業施設「代官山アドレス・ディセ」の信託受益権を2020年12月1日から2021年10月1日までに3回に分けて譲渡する。譲渡先は明らかにしていない。譲渡価格は合計12億8000万円。

 建物の全体の規模はSRC造地下4階地上36階建て延べ約9万2064平方メートル。タワーマンションを含めて2000年8月に建設した。所在地は東京都渋谷区代官山町17の6の敷地約1万7262平方メートル。駅前の好立地物件だが、コロナ禍による入居テナントの休業がほかの保有物件よりも多く、NOI利回りや償却後NOI利回りが鑑定評価よりも下回っており、ただ、鑑定評価額を大幅に上回る譲渡先が決まり、譲渡を決めたという。