マンション・開発・経営

明和地所、横浜・綱島で初のゼッチマンション販売を開始

 明和地所(東京都渋谷区)は、「クリオ レジダンス横濱綱島」の販売を11月27日から開始した。「ZEH-M Oriented(ゼッチ・マンション オリエンテッド)」を初めて採用し、ハード・ソフト両面で、一次エネルギー消費量削減と自然エネルギーを活用するための工夫を盛り込んだ。国土交通省、経済産業省、環境省が連携して展開するZEH推進に向けた支援事業に採択されている。
 ゼッチ・マンション オリエンテッドでは、断熱性能の向上と高効率設備の導入により一次エネルギー消費量を20%以上削減し、かつ年間の一次エネルギー収支を正味ゼロに近づけることを目指す。同物件では屋根や天井、床を高断熱仕様にしたほか、開口部にLow-E複層ガラスと樹脂サッシを取り付けることにより断熱性能を向上。各住戸には家庭用燃料電池エネファーム、節水・節湯機、高効率エアコン、LED照明などを導入した。
 また、住棟や植栽の配置に際して、光や風などの自然エネルギーを取り入れ心地よい環境をつくり出すパッシブデザインを採用。各住戸のプランも、換気機能付き玄関ドアを取り付けるなどして風通しのよさを重視した。
 入居後は、コミュニティ形成を兼ねた入居者向けのプログラムを実施予定。草花の育て方・楽しみ方を学ぶ「シーズナルガーデンプログラム」や、バルコニーに緑のカーテンを設置するプログラムなどを検討しているという。
 なお、支援事業の助成金活用により、一次エネルギー削減に係るコスト増を販売価格に上乗せすることはしないという。