日鉄興和不動産は4月27日、分譲マンション3物件でダイキン工業との協業により空気環境の総合プロデュースを図る実証実験を開始したことを発表した。「くうきを整えて、健康に過ごせるお家」を目指すというコンセプトで、今後の分譲マンションにおける空気環境の改善につなげる狙い。
今回の実証実験は、日鉄興和不が他社との協業により“次世代の暮らし”を開発・実装するための取り組み「Co-Creation BASE」(通称・コクリバ、20年4月開始)の新規事業として、21年4月9日に立ち上げたプロジェクトの一環という位置付け。同社が東京都内で開発した「リビオ」シリーズマンション3物件の一部の専有部分において、ダイキンのルームエアコンと空気清浄機、CO2濃度可視化センサーを設置し、それぞれの稼働データ等を蓄積。入居者へのヒアリングと併せ、空気環境の観点から健康的な居住空間づくりを検討し、継続的な改善を進めていく方針だ。
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