東武鉄道は、東武スカイツリーライン・東武動物公園駅西口に「お買い物とまちづくりの活動拠点」をコンセプトとした商業施設(埼玉県南埼玉郡宮代町中央1丁目、延べ床面積約4899平方メートル)を9月16日にオープンする。同施設は、敷地内に約1200平方メートルの芝生広場「みんなの広場」を整備し、イベントの開催やピクニックで利用できるようにした。地域コミュニティとつながる新たな交流の場として活用する。
出店店舗は、食品を中心としたスーパーマーケット「東武ストア 東武動物公園駅前店」と「無印良品 東武動物公園駅前」。東武ストアでは、地場野菜など地域産品の販売や移動スーパー「とくし丸」の運行を予定。また無印良品は、レンタルスペース「Open MUJI学び舎」や、飲食店営業とお菓子の製造・販売の一連の活動を経験できるシェアキッチン「みんなの台所」、地域ならではの魅力と楽しみ方を案内する「まちの案内所」など、独自のサービスを行う。
地域連携は、SDGs(ゴール11:住み続けられるまちづくりを、ゴール17:パートナーシップで目標を達成しよう)に貢献する取り組みとして実施。地域の雑木林「山崎山」を拠点に活動している地域団体の保全活動や、自然観察会・体験会などの活動、山崎山に自生する木「イヌシデ」を地域の子どもたちと一緒に植樹する活動(ゴール15:陸の豊かさも守ろう)なども行っている。
同施設で使用する電力量の約3分の1を賄えるだけのソーラーパネルを屋根一面に設置するなど環境にも配慮した。同社で初めて建築物の省エネルギー性能を表示する第三者認証制度BELSの最高評価を獲得した。