政策

20年分の屋上緑化は約19.9ヘクタール 国交省

 国土交通省が公表した「全国の屋上・壁面緑化施工実績調査」によると、20年には合計で約19.9ヘクタールの屋上緑化が施工された。これは、新国立競技場の建築面積(約6万9600平方メートル)のおよそ3つ分に相当する計算となる。また、同年中に施工された壁面緑化の合計面積は、約5.8ヘクタールだった。

 各年の施工面積全体のうち「事務所用途」が占める割合は、屋上・壁面緑化共に過去10年間で最も高い値(屋上13.2%、壁面16.8%)となった。

 国交省では00年から同調査を実施。調査開始以降20年までの21年間の累計施工面積は、屋上緑化は約557ヘクタール、壁面緑化は約109ヘクタールとなっている。

 20年の調査対象期間は20年1月〜12月末。全国の造園建設会社や総合建設会社、資材メーカーなど538社を対象に実施し、回収率は50.9%だった。