3D(3次元)コミュニケーションプラットフォーム「ROOV」を開発・提供するスタイルポート(東京都渋谷区)は、コロナ禍で居住用の新築マンションを購入した、東京在住のX世代(40から50代)の100人を対象に実施した「X世代マンション購入者の行動変容」に関する調査結果をまとめた。 前回2月に実施した、ミレニアル世代(20から30代)の同様な調査結果と比べると、ギャラリー体験の中心となっていたモデルルームは実際に検討する部屋の参考にはならず、両世代で9割が「VR内覧」が有効と回答。また、購入体験のDX化に対する要望や実体験では、ミレニアル世代が一歩進んでいることが分かった。
両世代の回答を比べると、具体的に特定の物件を検討する際の情報収集の方法は、ポータルサイトとSNSが定番になっているが、特にミレニアル世代はSNSを重視している。更には、ギャラリーをほとんどの人が訪問するものの、「訪問必須形態」には負担感があると回答しており、不動産仲介会社にとって訴求方法を「オンライン体験」に置き換えることが、顧客への「価値提供」として必須になっていると分析している。