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EV普及、鍵を握るのは住宅への充電設備の整備 日産自動車調べ

  日産自動車は12月7日、集合住宅に住むEV(電気自動車)購入検討者を対象としたアンケートの結果を公表した。それによると、EVの購入検討時期は「1〜3年前」が43.1%と最も多く、「直近3年以内」とすると合計で76.8%に増加した。また、購入理由(複数回答)に関しては「環境に優しいから(63.0%)」「ガソリンが高騰しているから(51.3%)」などが上位となり、社会的な背景が影響していることが分かった。

 一方、購入できない理由(複数回答)としては「自宅で充電できない(57.8%)」や「費用が高額(57.0%)」「周辺の充電環境が整っていない(45.3%)」が上位を占めた。また、EV購入検討者400人のうち、「住環境によりEV購入を断念した経験がある」は51%となるなど、充電環境の整備は購入意向を高め、EV普及のポイントとなることが分かった。

 同調査は22年10月26日〜11月1日、インターネットで実施。調査対象は事前調査が1万953人、本調査がEV購入検討者(保有者)および集合住宅に住む30〜50代男女400人。