東京ガス(東京都港区、内田高史社長)とSustech(東京都港区、飯田祐一郎・丹野裕介代表取締役)は、建設・住宅業界向けGHG(温室効果ガス)排出量算定支援システムを共同開発し、4月1日に「GHG排出量算定サービス」として提供を開始する。Sustechの運営する脱炭素化支援プラットフォーム「CARBONIX」に、東京ガスの持つコンサルティングの知見を組み合わせ、同プラットフォームのオプション機能として開発したもの。
新サービス開発の背景として、建設・住宅業界におけるサプライチェーン全体のGHG排出量算定には、多い場合数万点にもおよぶ建材・設備の情報の収集・整理が必要となり、膨大な業務負荷が発生するという難点がある。そのほかにも両社は、「削減努力が反映できない」「算定ルール・削減手段が不明瞭」といった課題も指摘する。
そこで新サービスでは、必要最小限のデータで高精度なGHG排出量算定を可能とし、住宅・建設事業者の負担を軽減する。また業界のルールや実態を理解したコンサルタントによる支援や、同プラットフォームによる分析・削減計画策定も行い、GHG排出量算定における建設・住宅業界特有の課題の解決を図っている。
(画像) 新サービスの特徴のイメージ図
