・首都圏の中古マンション価格上昇も底堅く
・新築価格上昇続き、高級路線にシフト
・ITツール、実務で使えるかに関心
1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事を3つピックアップしていきます。この連載も開始から2カ月が過ぎて大分読者の皆さんにも定着してきました。この連載が記事としてランクインするのはうれしい限りですが、ここで触れることはなかなかできません。
さて、今週のトップは、「レインズ 中古住宅 在庫が急増中 マンション成約も増に転じる 戸建て需要は陰り続く(2023/4/18号)」でした。新築マンションの価格高騰が続き、その影響を受けてきたのが中古住宅市場です。それでも中古マンションの成約は底堅く、反対に中古戸建ては低調でした。新築戸建てについては、分譲住宅と注文住宅で明暗が分かれるなど、住宅市場は依然と比べると複雑化してきています。
2位となったのもマンションの話題です。「大京「ライオンズマンション」ブランド刷新 パワーカップルに照準 「従来の最上位」を中核化(2023/4/18号)」は、高騰する新築マンション市場を反映したものです。ファミリー向けブランドとしては価格帯が上がりすぎ、地価や建築費の高騰などで採算の面からも一定の価格以上で供給できるエリアに限られてきました。より高価格帯のブランドにシフトする戦略の見直しを迫られた格好です。
7位の「不動産事業者の9割はITツールで営業効率化 不動産テック5社調べ(2023/4/14配信)」は、不動産関連企業に従事する人を対象にしたアンケート調査です。ITツールが営業で使えるツールなのか、不動産関連でも業務に浸透しつつあり、その効果に関心が高まっています。