スペースリー(東京都渋谷区)は、セミナー『物件撮影DXとVR活動で反響43%UPを実現!』を開催した。
同社提供の空間データプラットフォーム『スペースリー』の活用によって360度VR(仮想現実)コンテンツを作成し、反響や集客で効果を得ている日本エイジェント(愛媛県松山市)の取り組み事例を紹介した。
日本エイジェント経営企画推進室チーフマネージャーの戸田昭仁氏は、「物件撮影は業務の優先順位が低くなりがちだが、当社は集客の7割がポータルサイトとホームページ経由となっているため、反響を得る重要な要素として訴求力のある画像が欠かせない。そこで撮影チームを組織し、画像管理の効率化を狙いにスペースリーを導入した」と背景を説明した。
その取り組みの効果として、「その場で撮影データをアップロードして帰社する手間がなく、物件ごとに画像管理がしやすく、残業時間を縮減した。そのほかの取り組みを含めて反響率が43%向上しており、集客力が高まった。また、先進IT企業のスペースリーとパートナーの関係性を持ち、今後の業務のデジタル化の進展を見据えると心強く、競合他社との差別化になる。ITツールの導入に抵抗感を持つ社員もいたが、導入の目的を丁寧に伝えることで、積極的に使う姿勢に変化している」と説明した。