大和ハウス工業と受配電設備メーカーの河村電器産業(愛知県瀬戸市、⽔野⼀隆社長)は5月27日、福島県郡山市に建設中の河村電器産業郡山工場敷地内の厚生棟「AQURIO(アクリオ)」で、地域住⺠にとって、より⾝近な存在を目指し、郡山市立喜久⽥⼩学校などの児童12人と植樹祭「AQURIO grow together」を開催した。
同工場は、河村電器産業の国内7番目の工場で、東北地方初の生産拠点。敷地3万9004.50平方メートルに延べ2万3,604.33平方メートルの工場棟のほか、延べ1445.88平方メートルの厚生棟、延べ963.02平方メートルのラボ棟を建設。大和ハウス工業は厚生棟・ラボ棟の設計・施工や工場棟の施工(フジタとの特定建設⼯事共同体)を手掛けており、6月20日に竣工を控える。
当日は、品川萬⾥郡山市長も参加し、同工場周辺で自生していたと考えられるコナラやヤマザクラ、ヤマモミジなどの苗⽊約30本を植樹した。参加した児童からは「⽊を植えたことがなかったので難しかったけど、楽しかった」「⾃分の植えたサクラが咲いているところ⾒てみたい」などの声が寄せられた。
同社が国内に新工場を建設するのは1989年以来となる。同工場では、東北地⽅を中⼼に、主⼒製品の⾼圧受変電設備や分電盤を供給するほか、ラボ棟では、脱炭素社会に向けたエネルギー関連技術の研究を行う計画だ。