RPAテクノロジーズ(東京都港区)は、同社の定型業務を自動ロボット化する「RPA」ツール「BizRobo!」の提供を通じて、住宅のリフォームや新築のマエダハウジング(広島市中区)のワークライフバランスの改善を支援している。
マエダハウジングはこれまでに、施工や勤怠管理にウェブサービスを活用して業務の効率化を図ってきた。更なる効率化のため、それらのデータの自動連携を目指して今回、RPAテクノロジーズの提供サービスの導入を始めた。
他社製品と比較してロボット作成が容易で、オンライン対応など支援体制も充実している点を評価し、サーバ型ツール『BizRobo!Lite+』に決めた。
クラウドに移行していない社内業務の効率化や、今後のRPAの利用範囲を拡大する将来を見据え、ウェブや社内環境を問わずに多様な業務に対応でき、1ライセンスで複数のロボットを同時に実行できる特徴点を最適と判断したという。
具体的には、従業員の勤務予定と勤怠システム上の打刻の照合や、その不一致がある社員に対する確認・修正依頼メッセージの送信を自動化した。同僚に修正事項などを指摘するストレスを軽減している。
また、リフォーム工事のアフターフォローのハガキの発送業務で、工事日程・進ちょく・予算管理のウェブサービスから顧客データを取得し、重複の確認や適切な様式への変換などをロボットで自動化している。
これらのRPA化で得た削減効果は、本社の事務部門だけで年間900時間相当に上るという。今後は、営業や施工など直接部門の事務負担もRPA化で軽減していく。