総合

記者が解説 住宅新報web週刊ニュース記事(8月11日~8月17日)

・オープンハウスGによるTOBなど、三栄建築設計に関する記事が複数ランクイン

・穴吹工務店の新トップ、竹本勝社長インタビュー

・不動産競売市場は市場収縮が継続

 1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事を3つピックアップしていきます。今回は、「三栄建築設計」への社会的な注目度を色濃く反映した結果となりました。

 まず、「オープンハウスG、三栄建築設計を完全子会社へ 8月17日からTOB(2023/8/17配信)」が、集計日当日の配信にもかかわらずアクセス急上昇で2位に入りました。併せて、過去記事の「三栄建築設計が社長交代、創業者が暴力団への利益供与で勧告(2023/6/21配信)」が1位、「三栄建築設計 『クリーンな新体制へ』 千葉常務が社長昇格(2023/6/27号)」も3位となり、トップ3を三栄建築設計関連の記事が占めました。同社の創業者で元社長の小池信三氏による、暴力団への利益供与発覚に端を発する一連の記事への注目度は、住宅・不動産業界における反社会勢力関連の課題と厳しい視線を反映しているものと思われます。

 5位は、「トップに聞く 穴吹工務店・竹本勝新社長 〝デベとゼネコン〟両輪生かす(2023/8/15号)」となりました。施工品質管理を改めて重視する考えと共に、開発事業の今後の方針なども語ってもらいました。有力企業トップのインタビュー記事は、やはり一定の人気を集める傾向が見られます。

 もう一つ、読者の関心の対象となりやすいのがマーケット動向の情報。今回は「不動産競売2023年上半期 市場収縮が止まらない 倒産増加も不良債権化に至らず 過去に類を見ない低水準へ(2023/8/15号)」が10位にランクイン。足元では企業倒産が増加しているため、競売物件は増加に転じるかと思われたものの、市場は低水準で推移。その現状と背景を、データや専門家の見解を基に解説しています。

 

アクセスランキングトップ10 (8月11日~8月17日)

1位 三栄建築設計が社長交代、創業者が暴力団への利益供与で勧告
2位 オープンハウスG、三栄建築設計を完全子会社へ 8月17日からTOB
3位 三栄建築設計 「クリーンな新体制へ」 千葉常務が社長昇格
4位 全国13カ所で「TOTOグループ夏祭り」4年ぶりに従来規模で開催
5位 トップに聞く 穴吹工務店・竹本勝新社長 〝デベとゼネコン〟両輪生かす
6位 東急不、平均専有面積100平米超の「ブランズ自由が丘」を一般販売
7位 こどもエコすまい支援事業の予算209億円を増額 国交省
8位 群馬県みなかみ町で共同開発の宿泊施設を販売開始 オープンハウスG
9位 記者が解説 住宅新報web週刊ニュース記事(7月28日~8月9日)
10位 不動産競売2023年上半期 市場収縮が止まらない 倒産増加も不良債権化に至らず 過去に類を見ない低水準へ