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豪州のオフィスビルファンドに出資、収益安定化図る ダイビル

 ダイビルは8月21日、オーストラリアの不動産開発会社・Mirvac Limited(マーバック社)が運営するオフィスビルファンド「Mirvac Wholesale Office Fund」へ出資したことを公表した。ダイビルによるマーバック社との協業は、5月に参画を決定した同国のオフィスビル開発プロジェクトに続く第2弾となり、同社は「マーバック社との協業深化を通じて当社豪州事業の強化に繋げていく」としている。

 今回出資したファンドは、同国の中核都市であるシドニー及びメルボルンの中心業務地区に位置するオフィスビル11棟が組み入れられており、各都市の代表的な建物も含まれていることなどから、「長期的に安定したパフォーマンスが見込まれる豪州有数のコアオフィスビルファンド」(ダイビル)とされている。ダイビルはこれまで、両都市で各1棟のオフィスビル投資を決めているが、個別案件に加えてファンド投資も組み合わせることで、豪州事業におけるリスク分散や安定的なリターンの確保などを図る狙い。

(写真) 今回ダイビルが出資した「Mirvac Wholesale Office Fund」に組み入れられているオフィスビルの1棟、シドニーの「Quay Quarter Tower」