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国際的な環境NGO、全分野トリプルA選定に積水ハウス

 国際的な環境NGOのCDPは、2023年度のAリスト入り企業を公表、日本企業では、気候変動分野で109社、フォレスト分野で7社、水セキュリティ分野で36社の日本企業がAリスト入りした。全分野でAリスト入りした日本企業は花王と積水ハウスの2社。国内の住宅・建設業界におけるトリプルA選定は今回が初めて。

 住宅会社では、トリプルAに選定された積水ハウスのほか、大和ハウス工業と積水化学工業が気候変動分野と水セキュリティ分野の2分野で、住友林業と大東建託が気候変動分野でAリストに選定された。

 CDPは企業や自治体の環境情報の開示を促進するために2000年に英国で発足。世界最大規模の環境データベースを保有しており、各企業や自治体を評価している。23年には、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に準拠した質問書への回答を要請した企業のうち、日本企業約2000社を含む世界の約2万3000企業が情報を開示している。