ビットキー(東京都中央区)は、同社提供の様々なサービスやコト、モノをつなぐコネクトプラットフォーム「workhub」の導入先を伸長させている。顔をかざすだけの「顔認証」により、オフィスへの入退館や、会議室の予約を可能にしている。日常的に利用するシステムとworkhubが連携することで、来訪者を登録する際の重複入力の手間を解消し、ビル管理の効率性と利用者の利便性を向上させている。
東急不動産の関西オフィスが入居する「心斎橋東急ビル」(大阪市中央区南船場)の4つのフロアに、workhubを提供した。
東急不動産の従業員は、顔認証による入室のほか、会議室の予約、来客者向けの受け付けシステムなどを利用することで、従業員は従来のようにICカードを持ち歩く必要がなくなり、手ぶら・顔パスで入室できる。空室中の会議室を顔認証で即時に予約し、利用できる。スケジュールの設定に際して来訪者のメールアドレスを登録すると、エントランスの受付・入室用QRコードを自動にメールで送信され、当日に来訪者は、そのQRコードをかざすだけで受付を完了できる。専用アプリに来訪が通知される。今後、東急不動産は、ほかの地域のオフィスへの導入展開も視野に入れている。
また、ビットキーは、東京建物と日鉄興和不動産が新築したオフィスビル「suito芝浦」(東京都港区芝浦)に、workhubを提供した。全館での顔認証による入退館のほか、来場者の無人受付や入館にも対応できるようにした。ビル全体を効率的な管理に加えて、テナント企業の個別にも対応できる柔軟性ある仕組みが評価され、導入された。
