空間データプラットフォーム「Spacely」を提供するスペースリー(東京都渋谷区)は、大和ハウスグループの大和ハウスベンチャーズ(東京都千代田区)が運用する大和ハウスグループ共創共生1号投資事業有限責任組合(東京都千代田区)の出資1号案件として選定された。これに合わせて、スペースリーと大和ハウスベンチャーズは、住宅・建設・不動産業界の課題解決に寄与する新たなサービスの開発に関する業務提携で基本合意した。
スペースリーが提供する同プラットフォームは、不動産物件の写真やCG(コンピューターグラフィックス)、動画、VR(仮想現実)コンテンツなどの様々なデータを活用することで、不動産会社の営業活動やマーケティング活動を支援している。不動産ディベロッパーやハウスメーカーを中心に、アカウント登録数は累計で1万を超えているという。
今回の業務提携では、両社で新たなサービスを創出するため、VRやAI(人工知能)に関する実証実験のほか、両社事業の発展を促進で協業する。
また今後、大和ハウスグループの幅広い事業領域でVRやAIの技術を一層活動できるようにする。業務の生産性や顧客の利便性の向上を図り、事業価値を高めていく。