Pick Up!
- 東急不Gが有老ホーム事業者と業務提携でシニア事業強化
- 住友不、フージャース開発の板橋区タワマンが好反響
- 大阪府と東京都が不特事業者に行政処分
1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事を3つピックアップしていきます。
まず注目したいのは、9位の「東急不グループ×チャーム・ケア 業務提携結び株式も相互保有へ(2024/6/27配信)」です。東急不動産と、同社開発のシニア向け住宅の運営を担う子会社の東急イーライフが、有料老人ホーム事業に強みを持つチャーム・ケア・コーポレーションと業務提携を結びました。東急不Gは今回の提携により、シニア向け住宅の開発を加速し、運営・サービスの拡充を目指すとしています。高齢化社会の進行を商機と見て、大手ディベロッパーがシニア向けビジネスの強化を図った事例ですが、今後もこうした動きは広がっていきそうです。
次は、4位の「タワマン239戸第1期 登録開始 3千件超 住友不・フージャース(2024/6/25号)」です。東京都板橋区で両社が進めるタワーマンションの反響や概要を紹介した記事ですが、都区部でのマンション用地の希少化が進む中、新規供給のタワマンはやはり購入検討者・業界関係者の双方から注目される存在です。記事ではまだ触れていませんが、最も関心を集める単価や販売価格についても、今後の続報を待ちたいところです。
最後にご紹介するのは、2位の「『みんなで大家さん』に行政処分 書面等に不実で業務停止 大阪府、東京都(2024/6/25号)」。不動産特定共同事業法の規定に基づき、不特事業商品「みんなで大家さん」シリーズの提供会社・販売会社に同府と都が業務停止等の処分を下しました。違反内容は「説明の不足」や「書面への事実と異なる記載」等ですが、同業者としては処分の内容と併せて気になるところでしょう。故意はもちろん、過失による法令違反も防止していくため、業界各社には、ぜひ事例から学び一層の法令順守に取り組んでもらいたいと願います。