マンション・開発・経営

インバウンド向け宿泊施設の開発展開を始動 イントランス

 不動産業やホテル運営業のイントランス(東京都渋谷区)は、インバウンド(訪日外国人)向け宿泊施設の開発展開を始める。東京や大阪、京都、地方観光都市を中心に開発していく。

 第1弾として、東京都台東区根岸地内の物件(延べ床面積約119平方メートル、敷地面積約70平方メートル)の物件の売買契約を2024年8月20日に締結し、同社の2025年3月期中に取得する。

 同社では、創業以来の不動産事業を安定収益とした上で、都市型アパートメントホテル開発や地方創生ホテル投資を行うホテル運営事業を成長戦略に位置付けている。ただ、これら事業は収益化まで一転の期間を要するため、より短期間での収益化に期待できるインバウンド向け宿泊施設の事業に着手する。

 インバウンド向け宿泊施設は、ファミリーやグループの10人以上の多人数の中長期滞在を想定した小規模物件で展開する。不動産会社や工務店と協業して開発した上で、運営収益を目的とした投資家へ売却する。