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日鉄興和不、都市緑地の実証実験 品川インターシティ25周年企画

 日鉄興和不動産(東京都港区)は10月4日から11月3日までの1カ月間、“品川インターシティ25周年企画”の第5弾として、都市緑地の実証実験「Shinagawa FOR REST」を行う。場所は、品川駅東口地区再開発地区計画の開発区域のうち、品川インターシティと品川グランドコモンズの建物間に南北に広がる幅約45メートル、長さ約400メートル、面積約2ヘクタールの広大な歩行者空間「品川セントラルガーデン」。敷地内には約290本の高木のほか低木や地被類が植えられており、都心のオフィスエリアでは最大級の緑豊かなスペースという。

 実証実験では、オフィスワーカー、住民、来街者などにとって品川セントラルガーデンがより身近かつ豊かな都市緑地になるよう、ファニチャーや芝生の設置といったハード面の整備と、飲食・物販・リラクゼーションなどのソフトコンテンツの提供を行う。大林組との共同研究として、新設ファニチャーの利用状況調査や人流調査、利用者へのアンケート調査なども実施。什器ごとの利用者属性や滞留時間の違い、平日と休日の利用状況の違いなどについて解析すると共に、利用者の満足度やニーズを分析する。効果検証を行うことで、2025年度以降の品川セントラルガーデンの活性化施策に生かす。