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一建設 岐阜・岐南工業高建築工学科1年生32人が現場体験

 飯田グループの中核企業である一建設は10月17日、岐阜県立岐南工業高等学校建築工学科の1年生32人を対象に、木造住宅の建築現場見学会と住宅設計体験会を実施した。

 現場見学では、同社が建築中の分譲戸建て住宅の建築現場で、基礎工事や躯体工事についての説明を同校卒業生の同社社員大工が説明。実際に使用している電動工具などの安全な使い方を後輩にレクチャーし、実際に電動工具を使ったビス打ちなどを体験した。また、住宅設計体験会では、同社社員による住宅設計の仕事内容の説明や3D CADを使った住宅設計の実演後に、参加者全員が作図用方眼紙を使い、〝自分の住みたい家〟の住宅図面を作成。代表者3人が発表した。

 参加した学生からは、「高校の先輩から大工の仕事のやりがいや苦労したことを聞くことができてよかった「基礎工事の説明では、いままで知らなかった工法を知ることができ、勉強になった」「3DCADを使うことで、一瞬で住宅図面が完成することに驚いた」「授業を通して、建築士の仕事に興味を持った」といった感想が寄せられた。

 同社は23年度から、建築科を擁する工業高校を対象に、自社の住宅施工現場で見学会を開催。今年度は6月に奈良県立奈良商工高等学校と愛知県立碧南工科高等学校、9月には宮城県立白石工業高等学校の学生が参加した。