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東急コミュニティー、ビニール傘の廃棄削減へ

 東急コミュニティー(東京都世田谷区)は、総合不動産管理会社としてビルで廃棄される廃棄物の削減やリサイクル、有効活用を課題として捉え、環境に対する取り組みを強化している。10月には、啓蒙活動の一環として廃棄予定のビニール傘を使ってオリジナルバッグを作るワークショップを開催した。このワークショップは、同が管理運営を行う「恵比寿ビジネスタワー」を会場の一つとした「恵比寿文化祭2024」で実施した。

 同社によると、ビルの廃棄物としては台風や大雨の翌日には壊れた傘が敷地内に放置されるケースが多く見受けられ、多い場所では月に約300本のビニール傘が廃棄処分されていることが分かったという。そこで、環境問題を考えるきっかけづくりや廃棄物削減の啓蒙活動として、ビニール傘を再利用してカバンを作成するワークショップを開催。身近なアイテムであるビニール傘をテーマにすることで、ビル管理を取り巻く廃棄物削減やビニール傘の廃棄削減に貢献することを目指した。