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記者が解説 住宅新報web週刊ニュース記事(12月3日~12月9日)

Pick Up!

  • 「闇バイト」需要高まる防犯商品
  • 野村不HD 実績好調、用地取得も進む
  • オンライン鼎談 松吉建設・スパイダープラス

 1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事を3つピックアップします。まずは8位にランクインした「『闇バイト』需要高まる防犯商品 住宅大手が技術力を競う(2024/12/10号)」になります。最近は、首都圏を中心に闇バイトと称して強盗に入る事件が社会問題になっています。昔の泥棒や強盗と違い、中に人がいることが分かっているのに押し入って金品を奪うという荒い方法により死者も出ています。こうした世相を踏まえて、住宅・不動産各社も防犯性に注力していますが、特に戸建て住宅は喫緊の課題として浮上しています。各社の防犯技術力への取り組みが期待されています。

 2つ目は6位の「野村不HD 実績好調、用地取得も進む 新井社長など会見(2024/12/10号)」です。会見では、野村不動産グループの各社トップが勢ぞろいして足元の事業展開や今後の戦略を説明していました。特に開発部門では、建築費の高騰による収益性に対する懸念が記者から問われることが多いですが、そこに対しては収益性を上げることで、建築コストと用地代の高騰をかわせるとの自信を見せています。分譲マンションについても用地取得で同業者と競合するものの、引き続き安定的に供給できるようです。住宅事業に限らず、ブルーフロント芝浦など総合デベロッパーとしての存在感も放っています。

 3つ目が10位の「オンライン鼎談 松吉建設・スパイダープラス 現場の利便性を追求 事務作業効率化でDX推進(2024/12/10号)」です。戸建て住宅やマンションの開発で現場のDX化が加速しているというものです。この建設DXにより効率的に事務作業が進み、現場の利便性を高めます。業種・業態を問わずデジタル化、IT化、DX化が欠かせない中で、DX化に後れを取っているとされるのが不動産業界です。大手不動産各社はDXへの取り組みに積極的ですが、小規模零細の不動産事業者の現状は進んでいるとは言い難いのが実情です。DXへの対応力を上げることは喫緊の課題と言えるでしょう。

 

 

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