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TOTOギャラリー・間で本建築学会作品選奨展覧会

 TOTOが運営する建築専門ギャラリー「TOTOギャラリー・間」(東京都港区)は、展覧会「吉村靖孝展 マンガアーキテクチャ――建築家の不在」を開催する。会期は1月16日から3月23日まで。入場無料。

 吉村氏は18年より早稲田大学教授。18年に日本建築設計学会賞大賞など複数の賞を受賞した幼稚園付帯型の子育て支援施設「フクマスベース」(16年)や、11年に日本建築学会作品選奨を受賞した神奈川県横須賀市の貸別荘「Nowhere but Sajima」、同年JCDデザインアワード大賞を受賞した「Red Light Yokohama」といった、進行中のモノも含め。これまで同氏が手掛けたプロジェクト7件を基に、7人の漫画家がそれぞれ建築から発想した7つのストーリーを描き下ろすコラボレーションを実施。7人の漫画家とのコラボレーションを通じ、建築家の作家性を探った。

 同展開催に伴い、1月にTOTO出版より、「(仮) MANGARCHITECTURE(マンガアーキテクチャ)/建築家の不在」も発行する。また、会期中の2月21日には、関連イベントとして吉村氏の講演会「『建築家の不在』とは何か?」をイイノホール(東京都千代田区)で開催する。参加無料(事前申し込み制、申し込み多数の場合は抽選)。定員500人。申込期間は2月9日まで。申し込みは同ギャラリーウェブサイトへ。

 TOTOは社会貢献活動として建築文化の醸成・育成を目的に同ギャラリーや建築系書籍の出版を手掛けるTOTO出版を創設、30年余にわたり活動している。