物流施設開発・運営のESR(東京都港区)は1月16日、世界的なデータセンタープロバイダーであるCloudHQと合弁事業契約を締結し、大阪府大阪市住之江区で20億米ドル規模の「ESRコスモスクエアデータセンター」キャンパスを共同開発・運営すると発表した。
同キャンパスは、OS1、OS2、OS3の3つのフェーズにわたって整備を進め、最終的には受電容量130メガワットのデータセンターを提供する。同キャンパス内の1棟目であるOS1は、ESRの日本における最初のデータセンター施設となり、2025年6月からサービスを開始する予定だ。完成後は、入居企業に受電容量25メガワットのデータセンター容量を提供する。
ESRでは、大阪市のほか、京都府相楽郡および大阪府箕面市、東京都江東区有明でもデータセンターの開発を計画。また、データセンター戦略を物流不動産やインフラ、再生可能エネルギーとともに加速させて、より環境に配慮したデータセンターの開発に注力し、30年までに使用エネルギーの75%を再生可能エネルギーと低炭素エネルギーから調達することを中間目標とし、40年までのネットゼロ達成をめざす。