トーセイは5月13日、本社ビルとして保有・管理している「田町トーセイビル」(東京都港区、写真)が日本政策投資銀行による「DBJ Green Building 認証」を継続取得した。同社では「前回の認証取得以降、再生可能エネルギーの利用や来訪者も利用可能なフォンブースの設置など、低炭素社会に向けた施策の導入やオフィス空間としての利便性向上の取り組みが奏功し、2つ星から3つ星へランクアップした」とコメントしている。
主な評価ポイントとなったのは、来訪者が利用可能な個人用フォンブースの設置、テナント従業員向けの仮眠室の設置、中庭の設置、緑化された歩行空間の設置等により、施設の利用者多様性・周辺環境に配慮している点。空調機の定期的なプレフィルター清掃の実施、施設内照明のLED化、再生可能エネルギーの利用、節水型トイレの導入、30年を超えた施設利用等により、施設の省エネルギー・省資源に努めている点。
DBJグリーンビル認証とは、環境・社会への配慮がなされた不動産の評価を通じ、事業者と金融機関・投資家の架け橋となることを目的に、2011年4月に日本政策投資銀行(DBJ)が創設した認証制度。建物の環境性能に加え、物件を取り巻くさまざまなステークホルダーからの社会的要請への配慮等を含めた総合評価を通じて、既存ビルのESGの取り組みを支援する。
