長谷工コーポレーションはこのほど、マンションの未来体験スペース「H/DTL(長谷工デジタルテクノロジーラボ)」を同社が保有・運営するデベロッパー向けプレゼンテーションスペース「LIPS」(東京都港区)内にオープンした。今後、同施設において、長谷工版BIMをベースとした最先端のデジタル技術を活用し、リアルとバーチャルの融合による新たなマンション販売・商品展示・設計・生産手法を創造・発信していく。
主な特徴は①2.7メートル×8メートルの超高解像度LED画面で、没入感抜群の3D体験ができるVRシアター、②最新ヘッドマウントディスプレイを活用し、仮想住宅をリアルに体感できるバーチャルラボ、③AR・MR技術でリアルな空間にバーチャル映像を重ね、新たな販売手法を実現した提案型モデルルーム、④3Dプリンタやレーザーカッターを使い、デジタルデザインをリアルなモックアップに変換するフィジカルラボ。
施設オープンに伴い、「BIMデジタルツインプラットフォーム」の構築にも着手。長谷工版BIMと膨大なデータベースを統合し、メタバースを活用した新たな販売手法へ展開。将来的にはマンションの維持管理やエンドユーザー向けのサービス拡大も視野に入れている。