ケイアイスター不動産のパラ競技者による「ケイアイチャレンジドアスリートチーム」に所属するデフサッカー女子の川畑菜奈選手、岩渕 亜依選手、酒井藍莉選手、東海林香那選手と山本典城監督、ろう者柔道男子66キロ級の佐藤正樹選手の6人が、11月15~26日に東京で開催する「東京2025デフリンピック」の日本選手団員に選出された。
デフサッカー代表5人は昨年トルコで開催された冬季デフリンピックで5位。柔道の佐藤選手は22年にブラジルで開催された前回大会で5位に入賞したほか、昨年カザフスタンで開催された世界ろう者柔道選手権大会で優勝した。
デフリンピックは聴覚障害を持つアスリートのための国際的なスポーツ大会。1924年にパリで第1回大会が開催され、オリンピックと同様、4年ごとに夏季大会と冬季大会を開催。100周年記念大会となる今回は、全21競技に70~80の国や地域から約3000人の選手が参加を予定している。なお、東京での開催は今回が初めて。
「ケイアイチャレンジドアスリートチーム」は「日本一挑戦するアスリートチーム」を理念に掲げ、19年4月に発足。現在はデフフットサル、デフサッカー、ろう者柔道、車いすバスケットボール、車いすバドミントンの各競技のパラアスリート9人が所属。トレーニングや競技活動と並行して、社内研修の講師や商品開発に携わると共に、イベントや体験会など、パラスポーツ認知向上のための啓もう活動を展開。これまで、埼玉県本庄市を中心に県内外の企業や自治体、教育機関などと連携した体験会や同社によるパラスポーツの冠大会開催などを通じ、延べ4000人以上の参加者に体験の機会を提供している。
※写真は左からデフサッカー女子の東海林選手、岩渕選手、山本監督、川畑選手、酒井選手、右写真はろう者柔道の佐藤選手