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三井不動産など 「都市OS」で神戸市内の渋滞解消へ

 神戸市とギックス、BIPROGY、三井不動産、一般社団法人UDCKタウンマネジメントは11月20日、都市OSの新たなユースケースとして、「スマートライフパス」、「Dot to Dot」を利用し、「渋滞解消」に向けた取り組みを実施すると発表した。神戸市内でも慢性的に渋滞が発生している国道2号線を対象として実施する。デジタル施策とハード施策を組み合わせて、通行時間帯の分散や鉄道など公共交通機関へのシフトを促進することで、都市の交通課題の解決やより快適なまちづくりの実現を目指す。

 都市OS「スマートライフパス」、「Dot to Dot」とは、柏の葉スマートシティで開発、実証されてきたサービス。「スマートライフパス」では、登録したユーザーが日々の健康管理や健康アドバイスなどのサービスを利用できるだけではなく、独自開発した事業者間でパーソナルデータの同意管理を提供する「Dot to Dot」を活用することで、パーソナルデータの所有者個人の意思に基づいたパーソナルデータのサービス間における連携が可能となり、データ連携による新しいサービスを利用することができる。「Dot to Dot」は、パーソナルデータ活用とプライバシー保護の両立を実現し、異なる業界や業種間の共創を促す分散型企業間データ流通基盤。三井不動産とBIPROGYが共同開発し、2020年11月から柏の葉スマートシティに提供を開始した。