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新刊紹介 『わが町はいかにして 先進自治体となったか』 大本圭野編著

 地域を再生していく力は何かを、3つの自治体の事例を、研究者たちによる首長、担当者への丹念な聞き取りを基に考えた。副題は「交響する地域自治と生活保障」。市民・住民自治を半世紀にわたって築き上げてきた東京・三鷹市、平成合併で小さな村が大きな町を呑み込んだ長野県・旧八千穂村、過疎の町を医療・保健・福祉の一体貸した町に成し遂げた岩手県藤沢町(現一関市)の取り組みを紹介した。

 編著者は日本居住福祉学会副会長、生命地域研究所代表で、元東京経済大教授。本書の総論「市民社会と生活保障~日本の都市と農村から市民自治モデルを探る」の執筆を担当した。A5判上製、648ページ。日本経済評論社刊。本体定価6800円。

『わが町はいかにして 先進自治体となったか』