売買仲介

物件が増える兆候なし 2024年上半期・東京 不動産競売市場 差し押え先行指標が低空飛行

 不動産競売市場の縮小が続いている。2023年の東京では、競売にかけられた物件数が前年比で2割以上減少したが、その状況からの〝好転〟は未だに見られない。帝国データバンクによれば、国内の倒産件数は27カ月連続で前年同月を上回り、直近7月としては11年ぶりに900件を超えた。倒産件数が増加していくことで、不動産の競売物件数が増加するというセオリーが崩れている。24年上半期(1~6月)の不動産競売マーケットを東京地裁本庁のデータから追った。(中野淳)

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