市場経済研究所と不動産経済研究所の調査によると、2010年度の全国マンション供給実績は、三菱地所レジデンスが6148戸でトップだった。大手の藤和不動産を吸収合併し、新発足した同社が前年度比121.2%増となった。2位は三井不動産レジデンシャルで同17.3%増の5455戸、3位は住友不動産で同15.3%増の4741戸だった。調査は5~6月に調査票を送り、実施。有効回答は126社。
一方、2011年度の供給計画は、三井不動産レジデンシャルが5000戸でトップ。以下、三菱地所レジデンスが4700戸、住友不動産が4500戸と続く。また、供給計画を明らかにした有効回答113社の合計は6万7029戸で前年度比4.0%減の見通し。東日本大震災の影響が色濃く出た模様だ。