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野村不動産、相模大野駅前で再開発事業

 野村不動産グループが参画している小田急線相模大野駅前の再開発事業が、順調に進んでいる。
 総開発面積3.1haで、商業・住宅・公共施設からなる複合開発。住宅は、総戸数308戸の分譲マンション「プラウドタワー相模大野」と120戸の賃貸マンション。商業施設は180店舗で構成され、店舗面積3万2000平方メートルの広さとなる。区分店舗(権利者店舗)以外の90店舗は野村不動産が自ら運営。商業施設の運営も手掛けている同社だが、これだけの規模は初めてだ。公共施設については、「市民・大学交流センター(仮称)」など6000平方メートルの広さを確保。「政令指定都市(相模原市)の南の玄関口に相応しい再開発として推進する」と同社では意気込みを見せる。
 9月13日には、商業施設のテナント募集説明会が行われた。野村不動産が運営する90店舗と、区分店舗90店舗のうちテナント付けを依頼された30店舗を合わせた120店舗分(一部既契約あり)を募集する。その募集店舗数に対して、今回の説明会に参加したのは約550社。「相模大野駅のポテンシャルを、十分理解してくれている」(同社)。十分な手応えをつかんだようだ。