東京カンテイ(東京都品川区)がまとめた3大都市圏における1月の分譲マンション賃料(1平方メートル換算)によると、首都圏(2532円、前月比1.4%下落)では東京都23区(3032円、同0.1%上昇)の賃料推移が横ばいとなり、底打ち感が出てきたことが分かった。
都県別にみると、東京都(2933円、同0.1%下落)は23区と同じくほぼ横ばい。埼玉県(1620円、同1.1%下落)、千葉県(1560円、同0.9%下落)はそれぞれ1%前後下落したが、いずれも平均築年数が古くなった影響が大きい。一方で神奈川県(1560円、同0.9%下落)が唯一上昇しており、安定ぶりを示した。
近畿圏(1729円、同0.3%上昇)は前年比も0.3%上昇しており、安定的に推移。ただ、大阪府(1776円、同0.3%下落)では弱含みの兆しが見られ、ほぼ同じ築年数(約16年)だった2011年6月(1806円)と比較すると30円ほど下落している。
中部圏(1502円、同0.5%上昇)は1500円前後での底ばい推移が継続。愛知県(1521万円、同1.4%上昇)も平均築年数がやや新しくなったことで3カ月ぶりに上昇した。
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