アットホームの調査によると、2011年の1年間における首都圏の新築戸建て住宅の平均成約価格は3215万円で、前年比2.6%上昇した。
高額物件の多い東京23区での成約が好調だったこともあり、4年ぶりに前年を上回った。また、すべての月で前年を上回る結果となった。
なお、東日本大震災が発生した11年3月については、1~10日までは全体で前年を5.7%上回る成約価格だったが、震災当日の11日以降31日までの期間は前年を0.7%下回った。更に、翌4月も前年をわずかに上回る程度にとどまったが(0.9%上昇)、以後の月は5%以上の上昇率を示すなど回復した。
同調査は、アットホームネットワークの流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしたもの。11年の新築戸建て住宅の登録は9万5996件・成約1万9051件だった。