千葉大学、三井不動産、パナソニック、みらいの4団体は、千葉・柏の葉キャンパスエリアで植物工場の利用を促進するコンソーシアムを立ち上げた。住宅や学校、商業施設に植物工場を設置し、それらを一元管理して地域全体で野菜の最適利用を進める仕組み構築が狙い。活動第一弾として9月から、柏の葉キャンパスエリアの住民10世帯をモニターとして、ネットワーク型家庭用植物工場の実証実験を始める。実験期間は1年間。
全体監修は千葉大学が行う。三井不動産は、ネットワーク構築やウェブサイト運営、パナソニックは家庭用植物工場の製作、みらいは種・苗などの栽培レシピ提供やモニター栽培支援を担う。
実験では2点を検証する。1つは、みらいが提供する種・苗による野菜の育成状況や装置の操作性、実際の生活空間での使用状況。もう1つは、家庭用植物工場をネットワーク化することによる付加価値の検証。専用ウェブサイトを立ち上げ、栽培状況の変化に応じて専門家に気軽に質問できたり、モニター同士の栽培状況を共有できるようにする。その有用性や商業性を検証する。
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