ファーストロジック(東京都港区、坂口直大社長)が運営する収益物件のマッチングサイト「不動産投資の楽待」の掲載物件数が7月12日時点で1万4660件に達した。 これは、不動産の投資用物件を対象にした検索サイトの中では最多掲載数となる。調査はWEB調査会社のインターメントが実施した。
現在運営されている投資物件用の主な検索サイトは5つで、物件数は第2位が1万2544件、第3位が1万617件などとなっている。楽待は5サイトの中では最も後発で、運営開始は06年だった。他社はそれよりも2~3年早く開設された。
最も遅いスタートだったにもかかわらず、トップの掲載数を誇るようになった要因について、同社の坂口社長は「ビジネスモデルとして特許を取得している楽待のシステムがようやく周知されてきたのではないか」と話す。
同システムは、投資家が希望する物件のエリアや価格などの条件を登録しておくと、それにマッチした物件を持つ楽待の会員会社(不動産会社)から自動的に物件情報が送られてくる仕組み。その中から投資家は興味を持った物件があれば直接業者に問い合わせをする。それまでは匿名のまま、複数の物件情報を入手し続けることができる。
このシステムのもう一つの魅力は、一般の物件サイトに掲載されていない非公開物件も会員業者から紹介される可能性が高いことだ。非公開物件とは、売主の希望でクローズドな市場で(内密に)売買を依頼されているもの。
楽待のシステムであれば、買い手の希望条件が詳細に登録されているため(最大30項目)、ピンポイントでの効率的な提案ができ、不動産業者としても売主の承諾が得やすい。
(http://www.rakumachi.jp)
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