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三井不リアル、中古流通の新サービス開始 リフォーム参考価格を事前に算出 設備修理の無償対応も

 三井不動産リアルティ(東京都千代田区)が、中古流通の新サービスを始める。三井のリハウス及びリアルプランの店舗において、既存マンションの購入検討客に対し購入後に行うリフォームの参考価格を提示する「リフォームシミュレーター」を導入。また、全国フェア「リハウスデー」の特典として、無料での住宅設備修理キャンペーンを行う。いずれも8月25日から開始する。
 「シミュレーター」は壁クロスやフローリングの張り替え、水回り設備の交換など計15項目のリフォームについて、その参考価格を算出するソフト。それぞれを組み合わせた合計額が示される。ソフトの制作に際しては、関連会社のすまいサポート(東京都千代田区)が提携する約70社のリフォーム会社に蓄積された事例データを活用した。
 一方の住宅設備修理キャンペーンは、リハウス及びリアルプランの各店舗でマンションを購入した顧客を対象に、エアコンやガスコンロなど9つの設備について、引き渡し後6カ月間無償で修理に対応する内容。中古住宅では付属の住宅設備のメーカー保証期間が終了している場合が多いため、不具合発生に伴う出費や不安を解消しておくことで取引の促進につなげる目的だ。昨年、首都圏一部既存マンションで無料サービスとして先行的に実施したところ、好評だったことから全国展開を決めたという。期間を延長したり、対象設備を増やしたりする場合は別途料金が掛かる。
 現在、三井のリハウスは259店舗、リアルプランは5店舗を展開中。今後も売買仲介の付加価値を高めるサービスを提供していく考えだ。