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エレベーター内のデジタルサイネージ運用開始 大日本印刷と東芝EV

 大日本印刷(東京都新宿区、北島義斉社長)と東芝エレベータ(神奈川県川崎市、柳瀬悟郎社長)は10月、マンションやオフィスビル向けのエレベーター内デジタルサイネージの運用を開始した。両社が1月から共同開発を進めてきた事業。
 同サービスは、大日本印刷のデジタルサイネージ配信管理システムを活用し、同社がコンテンツ作成や広告集稿などを担当。東芝エレベータは機器のメンテナンスなどを担う。配信機器に搭載したセンシング機能により、視聴状況や視聴者の仮想属性などに応じたコンテンツの最適化も行う。東芝エレベータが配信機器を設置して貸し出す契約となり、マンションやビルのオーナー等は導入・運用コストを負担することなく導入が可能。
 両社は今後、三大都市圏を中心に、東芝エレベータがエレベーターを設置したマンションをはじめ、オフィスビルや商業施設、公共機関などに向けて同サービスを提供していく方針。21年度内に1500台、22年度末までに5000台の導入を目指す。