政策 総合

建築確認申請の遵守事項の自動判定で実証実験 mign

 mign(東京都荒川区)は、横須賀市(上地克明市長)と、戸田建設(東京都中央区)の協力を得て、建築確認申請時に遵守すべきルールを自動で判定するシステムの実証実験に着手した。早期の実用化に向けて開発を推進していく。

 大規模言語モデル(LLM)の技術を用いて、自治体ごとに定められている条例や規則の内容などを反映した回答を提供できるようにする。自治体ごとに異なる遵守すべきルールを調査する時間や手間を省ける。

 同社は現在、独自開発の自然言語モデル「chact」(チャクト)を活用し、建設会社や設計会社向けにシステム開発を手掛けている。今回の実装実験では、同システムに敷地面積や建物用途、構造などの建設プロジェクトの条件を入力すると、その条件に基づいて事業予定地で遵守する必要のある条例や規則をLLMが自動的に判定できるようにする。建築確認申請に関する質問をテキストベースで入力すると、自治体ごとに最適化した回答が出力される。