地域のにぎわい創出と持続的な地域活性化を目指し、(一社)ひとまちOita(大分県別府市、村松秀樹・今本昌浩代表理事)が4月1日に設立された。5月8日に同法人が概要を公表した。
同法人は、「まちづくりのすべてはひとづくりから始まる」ことを基本理念とし、近隣地域内において人材育成を通じた街づくりを推進し、地方創生の実現を図る。大分の観光資源である温泉を基軸としたにぎわい創出に加え、商店街や駅前などのコミュニティスペースを有効活用し、観光客と地域住民の双方を呼び込む。また、若手起業家への実践的なスキル支援や、インバウンド観光客に対する新たな体験価値の提供とその担い手の育成も行う。
同法人の設立に当たって、同市に本店を置く大分みらい信用金庫が協力の意思を表明。同金庫地域創生企画部の魚形春菜主事は、「県外出身で新しい目線を持った代表理事の2人によって、大分県に新しい価値が生まれることを期待している。当金庫としても、最大限協力し、地方創生と地域活性化に寄与できれば」とのコメントを寄せている。